医療設備 ~痛みの少ない麻酔~
表面麻酔
表面麻酔は麻酔薬を粘膜表面や皮膚に塗布して麻酔を得る方法です。注射針刺入時の痛みの軽減やごく表面の処置や切開などに用います。
麻酔薬をしみ込ませた綿球、綿棒あるいはガーゼを粘膜面にあてるか局所麻酔薬ゼリーを塗布して、しばらく放置して薬液が組織の中に浸透するのを待ちます。
粘膜あるいは皮膚を通して麻酔薬を浸透させるので、深い場所までの麻酔効果は得られません。麻酔の範囲は麻酔薬を塗った部位の表層に限られます。 効果持続時間は10分程度です。
コンピューター制御コードレス電動麻酔注射器
麻酔の注射時には、次に挙げる2種類の痛みが生じます。針が粘膜に刺さるときのチクッとする一瞬の痛みと、その後に注射液が入っていくときの圧迫されるような、じわじわと長く続く痛みです。
これらの痛みは、麻酔薬を注入するスピードをコントロールすることにより、緩和できることが証明されています。
アネジェクトは、コンピューター制御により3段階すべての速度で注射開始から注入速度がゆるやかに上がる、痛みのない理想的な注射を実現します。また、不快感を与えるモーター音を大幅にカットし、患者様を注射への恐怖とストレスから解放するため、お好みに応じて注射中にメロディーを流すことができます。
極細注射針33G
当然のことながら、注射で使用する針が太いと痛みやすく、反対に細くなればなるほど痛みは起こりにくくなります。
上記の電動麻酔器アネジェクトに用いる注射針は、33ゲージというサイズの世界最小注射針で、針が刺さる痛みを感じにくく作られています。下写真左側の採血用注射針と比べると大きさ・太さの違いが一目瞭然です。
麻酔保温器
麻酔液を常に37℃付近に保つための機械です。 麻酔液が体温に近いほど麻酔を入れるときの不快感が少なくなります。